Cyber Lily Diary

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クラウドセキュリティエンジニアが語ります。

【投資考察】(6034)MRTの今後の株価を予想する【テクニカル分析】

f:id:irisfelt:20210227122644p:plain (6034)MRTの株価を日足チャートに基づくテクニカル視点で観測し、これまでの短期的な価格推移を分析すると共に、今後の投資戦略を検討します。

※本記事はあくまで個人的な認識を文字におこしただけのものであり、読者への助言や売買の推奨を意図するものではありません。投資判断は全て自己責任でお願いします。

 

結論(簡潔に)

短期的にダウントレンドと考えます。長期MAは上向きですが、中期的にトレンドの転換点を迎えている可能性があります。買いポジションを持っている方は、ポジションの整理を検討しても良いと考えます。

企業概要

企業名 MRT
市場 東証M
企業コード 6034
業種 サービス業
時価総額(億円) 84.4
発行式株式数(株) 5,694,000
PER(倍) 63.3
信用倍率(倍) 2.83
概要 非常勤医師紹介サイトを運営。スマホで可能な遠隔診療・健康相談サービスも提供。

※情報は2021年1月29日時点のものになります。

考察の時系列

2020年の12月下旬において、短期的な下降トレンドにありました。大納会で切り返し、大発会に大きめの陽線をつけました。その後はもきりもみしながら3日連続の陽線となり、1月6日にエントリーしました。下記のツイートは2020年1月11日のものです。この時点で、数パーセントの含み益でした。

その後、2日連続して大きめの陰線をつけて含み損に転落します。この時点で、日足チャートで下記のようなトレンドラインを引きました。長期MAが上向きであり大商いも無いことから、一時的な押し目と判断します。

その後もレンジ内での上下運動となりました。プライマリートレンドが以前上目線であったことから、レンジ上抜けを期待してホールドします。

市場全体的な一時的な地合いの良さに引っ張られてか、何となく盛り上がりそうな雰囲気があり、1月25日には一時レンジ上限に迫るも、反転し、結局陰線となりました。出来高も増えません。

そして1月29日、明確にレンジを下抜けしました。モメンタムがほぼ無い中で、MACDデッドクロスとなりました。短期MAも長期MAに対してデッドクロス寸前となり、まさに風前の灯。

今後の株価推移の予想

買いポジションがある人は損切りを視野に入れるべき時期と考えます。なぜなら、下記の4点の事象から、短期~中期的な下降トレンドに転換し始めている可能性があるためです。(下記は全て日足チャート参照)

  1. ローソク足の実体が三角持ち合いからレンジ下抜け
  2. 出来高が非常に少ない日が続いており、買い圧力がない
  3. 短期MAが長期MAに対してデッドクロス寸前
  4. MACDデッドクロス済み

まとめと今後のポジション戦略

筆者は2021年1月6日の時点で、三角持ち合いのレンジを上方向に突き抜けて上昇トレンドが継続すると予測して、買いポジションを取りました。しかし1月29日時点で、このシナリオは崩れつつります。

従って、来週の月曜日でさらに陰線をつけるようでしたら、そこでポジションの半分を損切りします。その後1週間ほど様子を見て、トレンドが反転しないようでしたら、残りの半分も損切りします。

しかしながら、現時点では、このレンジ下抜けが逆指値狩りのダマシである可能性もあると考えています。誰が見ても明白なレンジ相場であることや出来高が依然として少ないままであること、1,500円という節目の価格であることから、この辺りを損切りあるいは利確ラインとして、逆指値を仕掛けていたホルダーも一定数いると思われます。

ゆえに、来週中、仮にしっかりとした陽線をつける日があった場合には、レンジの下側の線を引きなおして新しいレンジを認識し、それに基づいて経過観察とします。